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環境分析事業を“セクシー”に -環境教育への取組み-
現環境大臣の斬新な発言や、北欧の女子高校生による温暖化警告活動などが世間の耳目を集めています。地球レベルの深刻な事象から微笑ましいワイドショーネタまで、環境問題は常にホットで最先端の話題です。
ダイオキシン、環境ホルモン、PCB、アスベスト、PM2.5、土壌汚染・・等々、ここ数十年で多くの環境問題が取り沙汰されました。そしてこれら環境中の有害物質濃度等を分析する事業を一般に環境分析(又は環境測定)と言います。
時代の先端をゆく環境に係わる事業として、環境分析は一見華やかに映ります。しかし実情は、過度なダンピング競争による収益性の悪化、人手不足による業務負荷増など、なかなか難しい経営環境にあります。
ユニバーサルケミカルカンパニーとして広範な分野で受託分析を行っている当社も、環境分析は祖業の一つであり、現在も重要な事業の一つです。しかし御多分に漏れず、市況に対応する為の効率化と分析品質の維持向上の両立に苦闘しています。社会貢献度が高く、誇るべき仕事である環境分析。従事者にとって、やり甲斐もありますがプレッシャーも大きい仕事です。
そんな中、当社技術部員が自ら発案した、環境分析事業を楽しく、魅力的にする新たな取組み。それが、環境分析で得た知識を活かした「環境教育事業」です。
具体的な実施事例として、
・高校生を対象とした、上下水処理をテーマにした講義と水処理実験
・有害物を取扱う製造業の現場責任者・作業者、労務管理者への作業環境教育
・産業廃棄物処理業者への環境法規制、環境計量証明の解説
・未就学児を対象に、環境汚染とリサイクルに関する啓発講演 ・・・等々
環境問題に関して様々な情報が氾濫する今の社会では、化学物質の特性を正しく知り、有害物を正しく恐れることが大切です。経験豊富な環境分析のエキスパートによる話しは、社会生活や企業活動に役立つ情報に満ちています。時に実験を交えながらの分かり易い講義は、おかげさまでご好評をいただいております。収益としてはまだまだ小さいですが、技術者にとって手応えと充実感を得られる新事業です。
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