ユニケミーについて TOP

沿 革

1972 –

ユニケミー誕生

1972年2月、ユニケミーは3人の創業者から始まった。創業期に環境分析事業を発展させて社業を軌道に乗せた。
その後、先を見据えて電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)を導入するなど、
材料分野など顧客の研究開発を支援する分析事業にも着手した。

1972年2月
株式会社ユニケミーを設立(名古屋市中川区中野本町)(岡部浩也・納谷俊美・濱地光男の3名)※写真①
1974年8月
水守ビルに移転(熱田区神宮)
1976年3月
環境計量証明事業所として県の認可を得る
(名古屋地区初)
1977年11月
作業環境測定についての労働基準局指定機関となる
1981年6月
建築物飲料水水質検査業として認可を得る
高機能洗浄剤「カルボR」を開発・販売※写真③
1982年7月
技術本部完成・移転(熱田区伝馬一丁目)※写真④
1985年9月
電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)を導入※写真②
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三軒長屋の真ん中一軒を間借りしてスタート。中野本町は利便性が良く、安価だった。間口は2間半(約4.5m)、奥行きは5間(約9m)ほど。入ってすぐに6坪の土間、その奥に台所が2畳、2階に4畳半と6畳半の部屋があった。排水分析を看板に掲げ、天秤、比色計、BODフラン瓶、蒸留水製造装置のみと簡素な設備で始まった。

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創業社長の岡部氏は、設立当初から材料の分野にも目を向けていた。材料分析を依頼したいとの声も聞くようになり、EPMAの導入を決意した。電子線の照射で、表面の微細な構造の観察および元素の分析が可能となった。当時は暗室でポラロイドカメラ撮影、ペンの下を紙が移動するチャートレコーダーで記録していた。

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1992 –

飛躍

愛知県を拠点にしているユニケミーは、
東京営業所を開設し海外進出も経験するなど営業範囲を拡大した。
自社ビルも増え、研究開発支援の体制をさらに強化した。

1992年2月
ユニケミー技報創刊※写真⑤
1994年10月
東館完成※写真⑦
1996年6月
東京営業所開設(東京都渋谷区千駄ヶ谷:~2009年10月)
1997年8月
ジャカルタ・サービス・オフィス開設
(MM2100 INDUSTRIALTOWN:~1998年12月)
1998年12月
アスベスト簡易判定試薬「アスベストワカール」を開発・販売 (~2006年8月)※写真⑥
1999年7月
ISO14001 認証取得(~2017年7月)
    10月
水道法第20条の4第2項による厚生省水質検査機関となる
    12月
北館完成※写真⑧
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理化学分析技術や法改正など様々な情報をお客様に提供するためにユニケミー技報を創刊した。約30年間にわたり現在も発行し続けている。第70号(2018年1月発行)からデザインをリニューアルし、お客様への有益な情報提供ツールとして大きな役割を担っている。

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建築材料に含まれているアスベストは、吸い込むと中皮腫や肺がんなどを発症する危険性がある。2006年に全面規制されたが、今なお多くの建築物に含まれる。アスベストの分析は専門的で複雑なため、アスベスト含有を現場で迅速に判定できるよう、呈色反応を利用した測定キットを開発し特許を取得した。

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2001 –

宇宙産業への研究開発支援

環境分析と材料分野などの研究開発支援で培ってきた知識と技術を活かして、
航空宇宙産業にも本格的に参入した。
理化学分析事業として貢献する場を拡大した。

2001年1月
電気絶縁油全酸価簡易判定試薬「ユニチェック」を開発・販売※写真⑨
    6月
ISO/IEC 17025認定取得
[水質・土壌・固形廃棄物・飲料水中のVOC]
    11月
特定計量証明事業者(MLAP)認定取得
(ダイオキシン類:~2020年7月)
2003年1月
土壌汚染対策法第3条1項による
環境省指定調査機関となる
2005年4月
変圧器絶縁紙劣化判定試薬
「フルフラールチェック・ユニ」を開発・販売※写真⑪
2006年7月
環境省ダイオキシン類受注資格取得(~2015年3月)
    9月
アスベスト簡易判定試薬改良版
「アスベストワカール・プロ」を開発・販売
    12月
低腐食性研究室向け紙タオル「ラボタオル」の開発・販売※写真⑫
2010年6月
種子島宇宙センターに水補給GSE(地上支援装置)を納入※写真⑩
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変圧器や遮断器、コンデンサーなどに使用されている電気絶縁油は、使用中に変質して有機酸が増加し、性能が著しく低下する。保守管理の現場で簡単に、迅速に、正確に酸価度を測定するために開発された。中和比色法による全酸価簡易判定試薬である。

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国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙飛行士が使用する水の製造装置(水補給GSE)の開発と水質分析を受託した。水補給GSEは、種子島の水を精製し殺菌用のヨウ素を添加して輸送用バックに充填する装置。この装置で充填され、水質検査で厳しい水質基準をクリアした水が、無人物質補給機「こうのとり」に積み込まれ、ISSへ届けられた。

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2013 –

日本一

FE-EPMA 2台を導入し、受託分析機関でEPMA保有台数が日本一となった。
広報にも力を注ぎ、歩道橋ネーミングライツの締結やYouTubeチャンネル開設など、
理化学分析業の知名度向上を目指している。

2013年5月
フィールドエミッション電子プローブマイクロアナライザー(FE-EPMA)を導入
2015年3月
「”宇宙の種水”プロジェクト協定」を締結
(鹿児島県南種子島町)※写真⑮
    8月
「宇宙飛行士が飲む宇宙の種水」を開発・販売※写真⑬
2017年7月
エコアクション21認証取得
2018年2月
株式会社分析センター(本社:東京都千代田区)と「災害時における相互支援協定」を締結
    3月
羽城歩道橋のネーミングライツを名古屋市と締結
(熱田区伝馬町)※写真⑯
    6月
FE-EPMA及びFE-SEM(走査電子顕微鏡)を増設
(受託分析機関でのEPMA保有台数日本一)※写真⑭
2020年3月
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるマスク不足で、簡易マスクに代用できる「ラボタオル」を1252名に無料配布
    9月
Youtubeチャンネル開設
【Unichemy The Chemical Channel】
2021年3月
服部寛和が書籍「分析業と業務管理」を刊行
(一般財団法人東海技術センター 菊谷彰氏と共同出版)
2021年12月
高性能洗浄剤改良版「カルボR NEW」を開発・販売
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ISSに滞在する宇宙飛行士に届けられた水の原水は種子島にある。最先端のロケット発射場を有し、歴史があり、自然豊かで美しい島だ。種子島のすばらしさを広めるために、種子島が育くんだおいしい天然水を「宇宙の種水」として販売している。

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EPMAの更新およびFE-EPMAの増設を経て、2020年にさらにFE-EPMAおよびFE-SEMを増設した。EPMAを3台保有し、受託分析機関として日本一の最大保有数となった。自動車産業や航空宇宙産業など主にものづくり企業の研究開発や品質管理を支援するため、万全な体制を整えている。

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